歌詳細

奈良山の児手柏の両面にかにもかくにも佞人の伴

項目 内容
番号 16-3836
漢字本文(題詞) 謗侫人歌一首
漢字本文 奈良山乃児手柏之両面尒左毛右毛侫人之友
漢字本文(左注) 右歌一首、博士消奈行文大夫作之。
読み下し文(題詞) 佞人を謗れる歌一首
読み下し文 奈良山の児手柏の両面にかにもかくにも佞人の伴
読み下し文(左注) 右の歌一首は、博士消奈行文大夫作れり。
訓み ならやまのこのてがしはのふたおもにかにもかくにもねぢけびとのとも
現代語訳 奈良山の児手柏が両面であるように、ああもいい、こうもいい、佞人のやからよ。
歌人 背奈公行文 / せなのきみぎやうもん
歌人別名 背奈行文大夫
歌体 短歌
時代区分 第3期
部立 有由縁
季節 なし
補足 消奈行文/せなのぎやうもん/消奈行文
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】奈良山
【故地名読み】ならやま
【現在地名】奈良県奈良市
【故地説明】平城京の北郊に連なる丘陵性の山(100メートル内外)で、奈良市北郊の奈良坂以西山陵町にいたる低山の総称。奈良山越えは佐紀より歌姫越えの道。
【地名】奈良山
【現在地名】奈良市一条大路の北方背後に連なる丘陵性の山地