歌詳細
項目 | 内容 |
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番号 | 巻16-3880 |
漢字本文 | 所聞多祢乃机之嶋能小螺乎伊拾持来而石以都追伎破夫利早川尒洗濯辛塩尒古胡登毛美高坏尒盛机尒立而母尒奉都也目豆児乃刀自父尒献都也目豆兒乃刀自 |
読み下し文 | 香島嶺の机の島のしただみをい拾ひ持ち来て石もちつつき破り速川に洗ひ濯ぎ辛塩にこごと揉み高坏に盛り机に立てて母にまつりつや愛づ児の刀自父にまつりつや愛づ児の刀自 |
訓み | かしまねのつくゑのしまのしただみをいひりひもちきていしもちつつきやぶりはやかはにあらひすすぎからしほにこごともみたかつきにもりつくゑにたててははにまつりつやめづこのとじちちにまつりつやみづこのとじ |
現代語訳 | 香島の山に近い机の島の小螺を拾って持って来て、石で突いて破り、早川できれいに洗い、辛塩でこごと揉んで高坏に盛って机におき、母上にさし上げたか。愛らしい奥さん。父上にさし上げたか。愛らしい奥さん。 |
歌人 | 作者未詳 / |
歌体 | 長歌 |
時代区分 | 不明 |
部立 | 有由縁 |
季節 | なし |
補足 | 不明//不明 |
詠み込まれた地名 | 不明 / 不明 |
関連地名 | 【故地名】香島の嶺 【故地名読み】かしまのね 【現在地名】石川県 【故地説明】所在未詳。七尾湾に臨む山か。 【故地名】机の島 【故地名読み】つくえのしま 【現在地名】石川県七尾市中島町 【故地説明】石川県七尾市中島町の机島(瀬嵐の南東に浮かぶ小島)で和倉温泉より海上4キロの北。一説に七尾港外の雄島雌島。 【地名】香島嶺:机の島 【現在地名】石川県七尾市周辺の地名であろうが、どの辺か、不明。:石川県鹿島郡中島町瀬嵐の南東にある周囲約400メートルの小島。 |