歌詳細

鳥総立て足柄山に船木伐り木に伐り行きつあたら船木を

項目 内容
番号 3-391
漢字本文(題詞) 造筑紫觀世音寺別當沙弥滿誓歌一首
漢字本文 鳥総立足柄山尒船木伐樹尒伐帰都安多良船材乎
読み下し文(題詞) 造筑紫観世音寺別当沙弥満誓の歌一首
読み下し文 鳥総立て足柄山に船木伐り木に伐り行きつあたら船木を
訓み とぶさたてあしがらやまにふなききりきにきりゆきつあたらふなきを
現代語訳 鳥総を立てて足柄山に船材を伐り、木として伐って行ってしまった。惜しい船材を。
歌人 笠朝臣麻呂 / かさのあそみまろ
歌人別名 沙弥満誓, 満誓, 笠沙弥, 沙弥満誓, 造筑紫観音寺別当, 造筑紫観世音寺別当, 満誓沙弥 / さみのまんせい, まんせい
歌体 短歌
時代区分 第3期
部立 譬喩(譬喩歌)
季節 なし
補足 笠麻呂/かさのまろ/笠麻呂【沙弥満誓】
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】足柄山
【故地名読み】あしがらやま
【故地説明】足柄上・下両郡と静岡県との境をなす箱根山群の総称。
【故地名】観世音寺
【故地名読み】かんぜおんじ
【現在地名】福岡県太宰府市
【故地説明】福岡県太宰府市大字観世音寺。都府楼跡の東方0.5キロ。現講堂脇に礎石をのこす。
【故地名】筑紫
【故地名読み】つくし
【故地説明】九州地方(大宰府管下の西海道、九国二島)の総称。また筑前・筑後の総称としても用いた。
【地名】足柄山
【現在地名】神奈川県南足柄市・足柄上郡と静岡県との境をなす足柄・箱根山群の総称