歌詳細

託馬野に生ふる紫草衣に染めいまだ着ずして色に出でにけり

項目 内容
番号 3-395
漢字本文(題詞) 笠女郎贈大伴宿禰家持歌三首
漢字本文 託馬野尒生流紫衣染未服而色尒出来
読み下し文(題詞) 笠女郎の大伴宿禰家持に贈れる歌三首
読み下し文 託馬野に生ふる紫草衣に染めいまだ着ずして色に出でにけり
訓み つくまのにおふるむらさききぬにしめいまだきずしていろにいでにけり
現代語訳 託馬野に生えるという紫草で衣を染めるように、まだ着ないうちから、早くも人目についてしまいましたよ。
歌人 笠女郎 / かさのいらつめ
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 譬喩(譬喩歌)
季節 なし
補足 笠郎女/かさのいらつめ/笠郎女
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】託馬野
【故地名読み】つくまの
【故地説明】訓未定。ツクマなら筑摩の野。→筑摩タクマなら熊本市長嶺町(肥後国託摩郡、旧飽託郡託麻村)付近。
【地名】託馬野
【現在地名】所在未詳