歌詳細

妹が家に伊久里の社の藤の花今来む春も常かくし見む

項目 内容
番号 巻17-3952
漢字本文(題詞) 古歌一首[大原高安真人作]年月不審。但随聞時記載茲焉。
漢字本文 伊毛我伊敝尒伊久里能母里乃藤花伊麻許牟春母都祢賀久之見牟
漢字本文(左注) 右一首、傳誦、僧玄勝是也
読み下し文(題詞) 古歌一首[大原高安真人の作]年月審らかならず。ただ聞きし時のまにまにここに記し載す。
読み下し文 妹が家に伊久里の社の藤の花今来む春も常かくし見む
読み下し文(左注) 右の一首、伝へ誦めるは、僧玄勝これなり。
訓み いもがいへにいくりのもりのふじのはないまこむはるもつねかくしみむ
現代語訳 妻の家に行く――伊久里の森の藤の花よ、新しく来る春も、いつもこのように見よう。
歌人 高安王 / たかやすのおほきみ
歌人別名 大原真人高安, 大原高安真人, 大原真人高安, 伊予国守 / おほはらのまひとたかやす
歌体 短歌
時代区分 不明
部立 なし
季節 なし
補足 玄勝/げんしよう/玄勝
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】伊久里の森
【故地名読み】いくりのもり
【故地説明】所在未詳｡(1)富山県砺波市井栗谷付近｡(2)新潟県三条市井栗｡(3)奈良県内。（４）高岡市国分岩崎｡
【地名】伊久里の社
【現在地名】所在未詳