歌詳細

ぬばたまの月に向かひてほととぎす鳴く音遥けし里遠みかも

項目 内容
番号 17-3988
漢字本文(題詞) 四月十六日、夜裏、遥聞霍公鳥喧、述懐歌一首
漢字本文 奴婆多麻乃都奇尒牟加比氐保登等芸須奈久於登波流氣之佐刀騰保美可聞
漢字本文(左注) 右一首、大伴宿祢家持作之。
読み下し文(題詞) 四月十六日に、夜の裏に、遥かに霍公鳥の喧くを聞きて、懐を述べたる歌一首
読み下し文 ぬばたまの月に向かひてほととぎす鳴く音遥けし里遠みかも
読み下し文(左注) 右の一首は、大伴宿祢家持作れり。
訓み ぬばたまのつきにむかひてほととぎすなくおとはるけしさとどほみかも
現代語訳 ぬばたまの月に向かってほととぎすの鳴く声が遠い。里遠く鳴くからだろうかなあ。
歌人 大伴宿禰家持 / おほとものすくねやかもち
歌人別名 少納言, 家持, 越中国守, 大伴家持, 守, 少納言, 大帳使, 家持, 主人 / せうなごん, やかもち
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 なし
季節
補足 大伴家持/おほとものやかもち/大伴家持
詠み込まれた地名 越中 / 富山