歌詳細

水門風寒く吹くらし奈呉の江に妻呼びかはし鶴さはに鳴く〔一に云ふ、鶴騒くなり〕

項目 内容
番号 17-4018
漢字本文 美奈刀可是佐牟久布久良之奈呉乃江尒都麻欲妣可波之多豆左波尒奈久〔一云、多豆佐和久奈里〕
読み下し文 水門風寒く吹くらし奈呉の江に妻呼びかはし鶴さはに鳴く〔一に云ふ、鶴騒くなり〕
訓み みなとかぜさむくふくらしなごのえにつまよびかはしたづさはになく〔いつにいふ、たづさわくなり〕
現代語訳 水門の風が寒々と吹くらしい。奈呉の入江に妻を呼び合って鶴があちこちで鳴く〔鶴が騒ぐようだ〕。
歌人 大伴宿禰家持 / おほとものすくねやかもち
歌人別名 少納言, 家持, 越中国守, 大伴家持, 守, 少納言, 大帳使, 家持, 主人 / せうなごん, やかもち
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 なし
季節
補足 大伴家持/おほとものやかもち/大伴家持
詠み込まれた地名 越中 / 富山
関連地名 【故地名】奈呉の江
【故地名読み】なごのえ
【現在地名】富山県新湊市
【故地説明】放生津潟。
【地名】奈呉の江
【現在地名】富山県新湊市の放生津潟の名称。