歌詳細

しなざかる越の君らとかくしこそ柳かづらき楽しく遊ばめ

項目 内容
番号 18-4071
漢字本文 之奈射可流故之能吉美良等可久之許曽楊奈疑可豆良枳多努之久安蘇婆米
漢字本文(左注) 右、郡司已下子弟已上諸人多集此會。因守大伴宿祢家持作此歌也。
読み下し文 しなざかる越の君らとかくしこそ柳かづらき楽しく遊ばめ
読み下し文(左注) 右は、郡司已下子弟已上の諸人多くこの会に集ふ。因りて守大伴宿祢家持この歌を作れり。
訓み しなざかるこしのきみらとかくしこそやなぎかづらきたのしくあそばめ
現代語訳 山坂を遠く距てるはずの越の国のあなた方と、このようにこそ、楊をかずらとして楽しく遊ぼう。
現代語訳(左注) 右は、郡司以下の役人およびその子弟以上の人々が多くこの宴会に集まっていた。そこで国守の大伴家持がこの歌を作った。
歌人 大伴宿禰家持 / おほとものすくねやかもち
歌人別名 少納言, 家持, 越中国守, 大伴家持, 守, 少納言, 大帳使, 家持, 主人 / せうなごん, やかもち
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 なし
季節 なし
補足 大伴家持/おほとものやかもち/大伴家持
詠み込まれた地名 越中 / 富山
関連地名 【故地名】越
【故地名読み】こし
【故地説明】越前・加賀・能登・越中・越後など北陸地方の総称、現在の福井(東部)、石川・富山・新潟の諸県にあたる。
【地名】越
【現在地名】越前・越中・越後三国の総称