歌詳細
項目 | 内容 |
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番号 | 巻18-4097 |
漢字本文 | 須売呂伎能御代佐可延牟等阿頭麻奈流美知乃久夜麻尒金花佐久 |
漢字本文(左注) | 天平感寶元年五月十二日、於越中國守舘大伴宿祢家持作之。 |
読み下し文 | 天皇の御代栄えむと東なる陸奥山に金花咲く |
読み下し文(左注) | 天平感宝元年五月十二日に、越中国の守の館にして大伴宿祢家持作れり。 |
訓み | すめろきのみよさかえむとあづまなるみちのくやまにくがねはなさく |
現代語訳 | 天皇の御代が繁栄するだろうとて、東国の陸奥の山に黄金の花が咲くことよ。 |
歌人 | 大伴宿禰家持 / おほとものすくねやかもち |
歌人別名 | 少納言, 家持, 越中国守, 大伴家持, 守, 少納言, 大帳使, 家持, 主人 / せうなごん, やかもち |
歌体 | 短歌 |
時代区分 | 第4期 |
部立 | なし |
季節 | 夏 |
補足 | 大伴家持/おほとものやかもち/大伴家持 |
詠み込まれた地名 | 越中 / 富山 |
関連地名 | 【故地名】東 【故地名読み】あずま 【故地説明】東国地方の総称。範囲は一定しないが、集中では、東海道は遠江以東、東山道は信濃以東をさし、陸奥を含む。 【故地名】越中の国 【故地名読み】こしのみちのなかのくに 【現在地名】富山県 【故地説明】国名。富山県。天平13(741)年から天平勝宝9(757)年までは、のちの能登国をもあわせていた。国庁は高岡市伏木古国府にあった。 【故地名】陸奥山 【故地名読み】みちのくやま 【現在地名】宮城県遠田郡桶谷町 【故地説明】宮城県遠田郡涌谷町涌谷字黄金迫一帯の山。→小田なる山 【地名】陸奥山 【現在地名】国名。ミチノオクの約。東海・東山二道の奥、の意で、現在の福島・宮城・岩手・青森の諸県を合わせていう。 |