歌詳細

我が欲りし雨は降り来ぬかくしあらば言挙げせずとも年は栄えむ

項目 内容
番号 18-4124
漢字本文(題詞) 賀雨落歌一首
漢字本文 和我保里之安米波布里伎奴可久之安良婆許登安氣世受杼母登思波佐可延牟
漢字本文(左注) 右一首、同月四日、大伴宿祢家持作
読み下し文(題詞) 雨降るを賀ける歌一首
読み下し文 我が欲りし雨は降り来ぬかくしあらば言挙げせずとも年は栄えむ
読み下し文(左注) 右の一首は、同じ月四日に、大伴宿祢家持の作
訓み わがほりしあめはふりきぬかくしあらばことあげせずともとしはさかえむ
現代語訳 わが念願の雨は降って来た。これならあれこれ言わずとも、秋のみのりは豊かだろう。
歌人 大伴宿禰家持 / おほとものすくねやかもち
歌人別名 少納言, 家持, 越中国守, 大伴家持, 守, 少納言, 大帳使, 家持, 主人 / せうなごん, やかもち
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 なし
季節
補足 大伴家持/おほとものやかもち/大伴家持
詠み込まれた地名 越中 / 富山