歌詳細

王の親魄逢へか豊国の鏡山を宮と定むる

項目 内容
番号 3-417
漢字本文(題詞) 河内王葬豊前國鏡山之時、手持女王作歌三首
漢字本文 王之親魄相哉豊國乃鏡山乎宮登定流
読み下し文(題詞) 河内王を豊前国の鏡山に葬りし時に、手持女王の作れる歌三首
読み下し文 王の親魄逢へか豊国の鏡山を宮と定むる
訓み おほきみのにきたまあへかとよくにのかがみのやまをみやとさだむる
現代語訳 大君の静かな御心にかなったからか、豊前の鏡の山を永生の宮とさだめることよ。
歌人 手持女王 / たもちのおほきみ
歌体 短歌
時代区分 第2期
部立 挽歌
季節 なし
補足 手持女王/たもちのおほきみ/手持女王
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】鏡山
【故地名読み】かがみやま
【現在地名】福岡県田川郡香春町
【故地説明】福岡県田川郡香春町鏡山にある小山。神功皇后を祀る鏡山神社がある河内王の墓と伝える古墳は鏡山の西裾と東北方1キロの箒原にもあって不明。
【故地名】豊国
【故地名読み】とよくに
【故地説明】豊前と豊後の総称。福岡県東部と大分県の地。
【故地名】豊前の国
【故地名読み】とよのみちのくちのくに
【故地説明】国名。福岡県東部と大分県北西部の地。
【地名】豊国:鏡の山
【現在地名】福岡県東部と大分県全部に当る:福岡県田川郡香春町鏡山にある小山