歌詳細

渋谿をさして我が行くこの浜に月夜飽きてむ馬しまし止め

項目 内容
番号 19-4206
漢字本文(題詞) 還時濱上仰見月光歌一首
漢字本文 之夫多尒乎指而吾行此濱尒月夜安伎氐牟馬之末時停息
漢字本文(左注) 守大伴宿祢家持
読み下し文(題詞) 還りし時に浜の上に月の光を仰ぎ見たる歌一首
読み下し文 渋谿をさして我が行くこの浜に月夜飽きてむ馬しまし止め
読み下し文(左注) 守大伴宿祢家持
訓み しぶたにをさしてわがゆくこのはまにつくよあきてむうましましとめ
現代語訳 渋谷を目ざしてゆくこの浜べに、月光を満喫しよう。しばらく馬をとどめよ。
歌人 大伴宿禰家持 / おほとものすくねやかもち
歌人別名 少納言, 家持, 越中国守, 大伴家持, 守, 少納言, 大帳使, 家持, 主人 / せうなごん, やかもち
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 なし
季節
補足 大伴家持/おほとものやかもち/大伴家持
詠み込まれた地名 越中 / 富山
関連地名 【故地名】渋谷
【故地名読み】しぶたに
【現在地名】富山県高岡市
【故地説明】富山県高岡市渋谷。二上山の東北麓。国府から布勢への途中。
【地名】渋谿
【現在地名】富山県高岡市渋谿