歌詳細

唐国に行き足らはして帰り来むますら健男に御酒奉る

項目 内容
番号 19-4262
漢字本文(題詞) 閏三月、於衛門督大伴古慈悲宿祢家、餞之入唐副使同胡麻呂宿祢等歌二首
漢字本文 韓國尒由伎多良波之氐可敝里許牟麻須良多家乎尒美伎多弖麻都流
漢字本文(左注) 右一首、多治比真人鷹主、壽副使大伴胡麻呂宿祢也。
読み下し文(題詞) 閏三月に、衛門督大伴古慈悲宿祢の家にして、入唐副使同じく胡麻呂宿祢等に餞せる歌二首
読み下し文 唐国に行き足らはして帰り来むますら健男に御酒奉る
読み下し文(左注) 右の一首は、多治比真人鷹主、副使大伴胡麻呂宿祢を寿けり。
訓み からくににゆきたらはしてかへりこむますらたけをにみきたてまつる
現代語訳 唐に赴いて十分任務を果たして帰ってくるだろうりっぱな男子に、酒を捧げる。
歌人 多治比真人鷹主 / たぢひのまひとたかぬし
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 なし
季節 なし
補足 丹比鷹主/たぢひのたかぬし/丹比鷹主
詠み込まれた地名 大和 / 奈良
関連地名 【故地名】韓国
【故地名読み】からくに
【故地説明】外国の総称。朝鮮および中国をいう。新羅をさす場合もある。カラはもと朝鮮半島南部の一国の称。
【故地名】唐
【故地名読み】とう
【現在地名】中華人民共和国
【故地説明】中国の唐の国→大唐・唐(もろこし)
【地名】唐国
【現在地名】朝鮮半島南部の旧称。