歌詳細

四つの船はや帰り来としらか付け朕が裳の裾に斎ひて待たむ

項目 内容
番号 19-4265
漢字本文(題詞) 反歌一首
漢字本文 四舶早還来等白香着朕裳裾尒鎮而将待
漢字本文(左注) 右、發遣勅使、并賜酒。樂宴之日月未得詳審也。
読み下し文(題詞) 反歌一首
読み下し文 四つの船はや帰り来としらか付け朕が裳の裾に斎ひて待たむ
読み下し文(左注) 右は、勅使を発遣し、并せて酒を賜へり。楽宴せし日月はいまだ詳審にするを得ず
訓み よつのふねはやかへりことしらかつけわがものすそにいはひてまたむ
現代語訳 四隻の船が早く帰るようにと、白髪をつけて、わが裳の裾に斎(いわ)い事をして待とう。
現代語訳(左注) 右は、勅使を遣し、あわせて酒を賜わった。宴会をした日月は明らかにできない。
歌人 孝謙天皇 / かうけんてんわう
歌人別名 天皇
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 なし
季節 なし
補足 孝謙天皇/こうけんてんわう/孝謙天皇
詠み込まれた地名 大和平城京 / 奈良