歌詳細

袖垂れていざ我が園にうぐひすの木伝ひ散らす梅の花見に

項目 内容
番号 19-4277
漢字本文 袖垂而伊射吾苑尒鴬乃木傳令落梅花見尒
漢字本文(左注) 右一首、大和國守藤原永手朝臣
読み下し文 袖垂れていざ我が園にうぐひすの木伝ひ散らす梅の花見に
読み下し文(左注) 右の一首は、大和国の守藤原永手朝臣
訓み そでたれていざわがそのにうぐひすのこづたひちらすうめのはなみに
現代語訳 袖を垂れて、さあわが苑においでください。鶯が木を伝っては花を散らす梅の花を見に。
歌人 藤原朝臣永手 / ふぢはらのあそみながて
歌人別名 藤原永手朝臣
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 なし
季節
補足 藤原永手/ふぢはらのながて/藤原永手
詠み込まれた地名 大和平城京 / 奈良
関連地名 【故地名】大和の国
【故地名読み】やまとのくに
【故地説明】(倭・日本)大和朝廷の勢力のおよんだ範囲をあらわす語で、奈良県天理市大和(大和神社がある)あたりの地方名から起こり、大和中央平原部、奈良県全体、近畿一帯から日本全国の総名へと発展したという。集中の歌は大和中央平原部・大和国(奈良県全体)・日本国の総名など種々に用いている。