歌詳細

葛飾の真間の入江にうち靡く玉藻刈りけむ手児名し思ほゆ

項目 内容
番号 3-433
漢字本文 勝壮鹿乃真〻乃入江尒打靡玉藻苅兼手兒名志所念
読み下し文 葛飾の真間の入江にうち靡く玉藻刈りけむ手児名し思ほゆ
訓み かつしかのままのいりえにうちなびくたまもかりけむてごなしおもほゆ
現代語訳 葛飾の真間の入江に靡いている美しい藻を刈ったろう手児名のことが思われる。
歌人 山部宿禰赤人 / やまべのすくねあかひと
歌人別名 山部宿禰明人
歌体 短歌
時代区分 第3期
部立 挽歌
季節 なし
補足 山部赤人/やまべのあかひと/山部赤人
詠み込まれた地名 下総 / 千葉:茨城
関連地名 【故地名】葛飾
【故地名読み】かつしか
【故地説明】下総国。千葉県東葛飾郡・松戸市・市川市、東京都葛飾区・江戸川区、埼玉県北葛飾郡などの江戸川流域の地。
【故地名】真間の入江
【故地名読み】ままのいりえ
【現在地名】千葉県市川市
【故地説明】真間の地にあった井。ママは崖の意で崖際に豊富な泉があったか。今、手児奈堂の北側の亀井院に真間の井と称して古井戸を伝えている。
【地名】葛飾:真間の入江
【現在地名】埼玉県北葛飾郡、東京都葛飾区・江戸川区、千葉県東葛飾郡・松戸市・市川市など、江戸川下流の沿岸一帯の地:千葉県市川市真間町付近の入江