歌詳細

あぢさゐの八重咲くごとく八つ代にをいませわが背子見つつ思はむ

項目 内容
番号 20-4448
漢字本文 安治佐為能夜敝佐久其等久夜都与尒乎伊麻世和我勢故美都〻思努波牟
漢字本文(左注) 右一首、左大臣、寄味狭藍花詠也。
読み下し文 あぢさゐの八重咲くごとく八つ代にをいませわが背子見つつ思はむ
読み下し文(左注) 右の一首は、左大臣、味狭藍の花に寄せて詠めり。
訓み あぢさゐのやへさくごとくやつよにをいませわがせこみつつしのはむ
現代語訳 紫陽花が八重に咲くように、いよいよ長い年月を生きてください、あなた。紫陽花を見ながらあなたをお慕いしましょう。
歌人 橘宿禰諸兄 / たちばなのすくねもろえ
歌人別名 右大臣, 橘卿, 大臣, 左大臣, 橘朝臣, 橘宿禰, 葛城王, 橘, 右大臣 / うだいじん
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 なし
季節
補足 橘諸兄/たちばなのもろえ/橘諸兄【左大臣】
詠み込まれた地名 大和平城京 / 奈良