歌詳細

秋さらば見つつ思へと妹が植ゑしやどのなでしこ咲きにけるかも

項目 内容
番号 3-464
漢字本文(題詞) 又、家持見砌上瞿麦花作歌一首
漢字本文 秋去者見乍思跡妹之殖之屋前乃石竹開家流香聞
読み下し文(題詞) また、家持の砌の上の瞿麦の花を見て作れる歌一首
読み下し文 秋さらば見つつ思へと妹が植ゑしやどのなでしこ咲きにけるかも
訓み あきさらばみつつしのへといもがうゑしやどのなでしこさきにけるかも
現代語訳 秋になったら花を見て偲んでくださいと言って、妻の植えたなでしこは、わが家に咲きはじめた。
歌人 大伴宿禰家持 / おほとものすくねやかもち
歌人別名 少納言, 家持, 越中国守, 大伴家持, 守, 少納言, 大帳使, 家持, 主人 / せうなごん, やかもち
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 挽歌
季節
補足 大伴家持/おほとものやかもち/大伴家持【家持】
詠み込まれた地名 不明 / 不明