歌詳細

うつせみの世は常なしと知るものを秋風寒み思ひつるかも

項目 内容
番号 3-465
漢字本文(題詞) 移朔而後悲嘆秋風家持作歌一首
漢字本文 虚蝉之代者無常跡知物乎秋風寒思努妣都流可聞
読み下し文(題詞) 月移りて後に秋風を悲しび嘆きて家持の作れる歌一首
読み下し文 うつせみの世は常なしと知るものを秋風寒み思ひつるかも
訓み うつせみのよはつねなしとしるものをあきかぜさむみしのひつるかも
現代語訳 現実の世は無常なものだと知ってはいるものの、秋風の寒いので、亡き妻を思ってしまうことだ。
歌人 大伴宿禰家持 / おほとものすくねやかもち
歌人別名 少納言, 家持, 越中国守, 大伴家持, 守, 少納言, 大帳使, 家持, 主人 / せうなごん, やかもち
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 挽歌
季節
補足 大伴家持/おほとものやかもち/大伴家持【家持】
詠み込まれた地名 不明 / 不明