歌詳細

み熊野の浦の浜木綿百重なす心は思へど直に逢はぬかも

項目 内容
番号 4-496
漢字本文(題詞) 柿本朝臣人麻呂歌四首
漢字本文 三熊野之浦乃浜木綿百重成心者雖念直不相鴨
読み下し文(題詞) 柿本朝臣人麻呂の歌四首
読み下し文 み熊野の浦の浜木綿百重なす心は思へど直に逢はぬかも
訓み みくまののうらのはまゆふももへなすこころはもへどただにあはぬかも
現代語訳 み熊野の浦の浜木綿のように幾重にも心で思っているのに、直接逢えないことよ。
歌人 柿本朝臣人麻呂 / かきのもとのあそみひとまろ
歌人別名 人麻呂
歌体 短歌
時代区分 第2期
部立 相聞歌
季節 なし
補足 柿本人麻呂/かきのもとのひとまろ/柿本人麻呂
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】熊野
【故地名読み】くまの
【故地説明】和歌山県の東・西牟婁郡と三重県の南・北牟婁郡の総称。
【故地名】み熊野の浦
【故地名読み】みくまののうら
【故地説明】熊野の地の海浜。→熊野
【地名】熊野
【現在地名】紀伊国牟婁郡をさすが、牟婁郡は現在東・西(和歌山県)、南・北(三重県)牟婁郡の四郡に分れている