歌詳細

君に恋ひいたもすべなみ奈良山の小松が下に立ち嘆くかも

項目 内容
番号 4-593
漢字本文 君尒恋痛毛為便無見楢山之小松下尒立嘆鴨
読み下し文 君に恋ひいたもすべなみ奈良山の小松が下に立ち嘆くかも
訓み きみにこひいたもすべなみならやまのこまつがしたにたちなげくかも
現代語訳 あなたが恋しく、ただせんすべもなく、奈良山の小松の下に出で立っては嘆くことです。
歌人 笠女郎 / かさのいらつめ
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 相聞歌
季節 なし
補足 笠郎女/かさのいらつめ/笠郎女
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】奈良山
【故地名読み】ならやま
【現在地名】奈良県奈良市
【故地説明】平城京の北郊に連なる丘陵性の山(100メートル内外)で、奈良市北郊の奈良坂以西山陵町にいたる低山の総称。奈良山越えは佐紀より歌姫越えの道。
【地名】奈良山
【現在地名】奈良市一条大路の北方背後に連なる丘陵性の山地