歌詳細

宇治間山朝風寒し旅にして衣貸すべき妹もあらなくに

項目 内容
番号 1-75
漢字本文 宇治間山朝風寒之旅尒師手衣應借妹毛有勿久尒
漢字本文(左注) 右一首長屋王
読み下し文 宇治間山朝風寒し旅にして衣貸すべき妹もあらなくに
読み下し文(左注) 右の一首は長屋王
訓み うぢまやまあさかぜさむしたびにしてころもかすべきいももあらなくに
現代語訳 宇治間山の朝風は寒い。ただでさえ旅路にあって衣を貸してくれる人もいないことなのに。
歌人 長屋王 / ながやのおほきみ
歌人別名 左大臣
歌体 短歌
時代区分 第2期
部立 雑歌
季節 なし
補足 長屋王/ながやのおほきみ/長屋王
詠み込まれた地名 大和 / 奈良
関連地名 【故地名】宇治間山
【故地名読み】うじまやま
【現在地名】奈良県吉野郡吉野町
【故地説明】奈良県吉野郡吉野町千股(上市の北約2キロ)の山か。飛鳥から稲淵・栢森(共に高市郡明日香村)を経て郡境の芋峠(500メートル)を越え上市に出る道筋にあたる。一説に旧宇智郡経由の吉野道にある山。
【地名】宇治間山
【現在地名】奈良県高市郡明日香村栢森から芋峠を越えて吉野郡吉野町上市へ出る途中にある千股の地の山か