歌詳細

今知らす久邇の都に妹に逢はず久しくなりぬ行きてはや見な

項目 内容
番号 4-768
漢字本文 今所知久迩乃京尒妹二不相久成行而早見奈
読み下し文 今知らす久邇の都に妹に逢はず久しくなりぬ行きてはや見な
訓み いましらすくにのみやこにいもにあはずひさしくなりぬゆきてはやみな
現代語訳 新たに天皇のお治めになる久迩の都にあって、あなたと逢わぬことも久しくなった。行って早く逢いたいことだ。
歌人 大伴宿禰家持 / おほとものすくねやかもち
歌人別名 少納言, 家持, 越中国守, 大伴家持, 守, 少納言, 大帳使, 家持, 主人 / せうなごん, やかもち
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 相聞歌
季節 なし
補足 大伴家持/おほとものやかもち/大伴家持
詠み込まれた地名 山城 / 京都
関連地名 【故地名】久迩の都
【故地名読み】くにのみやこ
【現在地名】京都府相楽郡
【故地説明】天平12(740)年12月から同16年2月までの聖武天皇の帝都。大養徳恭仁大宮ともいう。中央を東西の木津川(泉川)が貫流し、鹿背山の東は瓶原盆地、西は木津平地、南北は山に囲まれた区域、皇城は加茂町例幣を中心とする一帯、大極殿址は瓶原小学校(登大路)裏の国分寺址に土壇と礎石をのこし、皇居址はその北方小字立川の京城芝の地という。
【地名】久邇の都
【現在地名】京都府相楽郡加茂町を中心に、一部、木津・山城の諸町にまたがる