歌詳細

大野山霧立ち渡る我が嘆くおきその風に霧立ち渡る

項目 内容
番号 5-799
漢字本文 大野山紀利多知和多流和何那宜久於伎蘇乃可是尒紀利多知和多流
漢字本文(左注) 神龜五年七月廿一日、筑前國守山上憶良上
読み下し文 大野山霧立ち渡る我が嘆くおきその風に霧立ち渡る
読み下し文(左注) 神亀五年七月二十一日、筑前国守山上憶良上る
訓み おほのやまきりたちわたるわがなげくおきそのかぜにきりたちわたる
現代語訳 大野山には霧が立ちこめる。わが嘆きの息の風によって、霧が立ちこめる。
歌人 山上臣憶良 / やまのうへのおみおくら
歌人別名 憶良, 良, 憶良, 憶良臣, 憶良大夫, 山上憶良, 山上憶良臣, 山上大夫, 山上, 良, 最々後人, 臣, 大夫 / おくら, ら
歌体 短歌
時代区分 第3期
部立 雑歌
季節
補足 山上憶良/やまのうへのおくら/山上憶良
詠み込まれた地名 筑前 / 福岡
関連地名 【故地名】大野山
【故地名読み】おおのやま
【現在地名】福岡県
【故地説明】→大城の山(福岡県大野城市・糟屋郡宇美町・太宰府市にまたがる大城山(別名玉城山・四王寺山・大野山、410メートル)。太宰府北方にあり、山頂に大宰府防備のための大野城が築かれた。)
【故地名】筑前の国
【故地名読み】つくしのくに
【現在地名】福岡県
【故地説明】筑前に同じ。
【地名】大野山
【現在地名】福岡県大野城市にある山