歌詳細

常磐なすかくしもがもと思へども世の理なれば留みかねつも

項目 内容
番号 5-805
漢字本文(題詞) 反歌
漢字本文 等伎波奈周迦久斯母何母等意母閇騰母余能許等奈礼婆等登尾可祢都母
漢字本文(左注) 神龜五年七月廿一日於嘉摩郡撰定。筑前國守山上憶良
読み下し文(題詞) 反歌
読み下し文 常磐なすかくしもがもと思へども世の理なれば留みかねつも
読み下し文(左注) 神亀五年七月二十一日、嘉摩郡にして撰定す。筑前国守山上憶良
訓み ときはなすかくしもがもとおもへどもよのことなればとどみかねつも
現代語訳 岩石のごとく、そのようにありたいと思うのだが、世の中のこととて、命を留めることはできないことよ。
歌人 山上臣憶良 / やまのうへのおみおくら
歌人別名 憶良, 良, 憶良, 憶良臣, 憶良大夫, 山上憶良, 山上憶良臣, 山上大夫, 山上, 良, 最々後人, 臣, 大夫 / おくら, ら
歌体 短歌
時代区分 第3期
部立 雑歌
季節
補足 山上憶良/やまのうへのおくら/山上憶良
詠み込まれた地名 筑前 / 福岡
関連地名 【故地名】嘉摩郡
【故地名読み】かまのこおり
【現在地名】福岡県嘉穂郡
【故地説明】筑前国の郡名。福岡県嘉穂郡の東南部、嘉摩川の流域。郡家は稲築町大字鴨生のあたり。
【故地名】筑前の国
【故地名読み】つくしのくに
【現在地名】福岡県
【故地説明】筑前に同じ。