歌詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 番号 | 巻5-868 |
| 漢字本文(題詞) | 憶良、誠惶頓首、謹啓。 憶良聞、方岳諸侯、都督刺使、並依典法、巡行部下、察其風俗。 意内多端、口外難出、謹以三首之鄙歌、欲寫五蔵之欝結。其歌曰 |
| 漢字本文 | 麻都良我多佐欲比売能故何比列布利斯夜麻能名乃尾夜伎〻都〻遠良武 |
| 読み下し文(題詞) | 憶良、誠惶頓首、謹みて啓す。 憶良聞かく「方岳の諸侯と都督刺史とは、並に典法に依りて、部下を巡行して、その風俗を察る」と。 意は内に多端に、口は外に出し難し。謹みて三首の鄙しき歌を以ちて、五蔵の欝結を写かむと欲ふ。その歌に曰はく |
| 読み下し文 | 松浦県佐用姫の児が領巾振りし山の名のみや聞きつつ居らむ |
| 訓み | まつらがたさよひめのこがひれふりしやまのなのみやききつつをらむ |
| 現代語訳 | 松浦の県(あがた)の佐用比売が領巾を振った山の、名前だけを聞いてすごすのでしょうか。 |
| 歌人 | 山上臣憶良 / やまのうへのおみおくら |
| 歌人別名 | 憶良, 良, 憶良, 憶良臣, 憶良大夫, 山上憶良, 山上憶良臣, 山上大夫, 山上, 良, 最々後人, 臣, 大夫 / おくら, ら |
| 歌体 | 短歌 |
| 時代区分 | 第3期 |
| 部立 | 雑歌 |
| 季節 | 秋 |
| 補足 | 山上憶良/やまのうへのおくら/山上憶良【憶良】 |
| 詠み込まれた地名 | 筑前 / 福岡 |
| 関連地名 | 【故地名】松浦県 【故地名読み】まつらがた 【故地説明】松浦の県に同じ。→朝廷の御料地としての松浦郡。 【地名】松浦潟 【現在地名】佐賀県東松浦郡浜玉町から唐津市にかけての海岸地帯 |