歌詳細

居明かして君をば待たむぬばたまのわが黒髪に霜はふるとも

項目 内容
番号 2-89
漢字本文(題詞) 或本歌曰
漢字本文 居明而君乎者将待奴婆珠乃吾黒髪尒霜者零騰文
漢字本文(左注) 右一首、古歌集中出。
読み下し文(題詞) 或る本の歌に曰はく
読み下し文 居明かして君をば待たむぬばたまのわが黒髪に霜はふるとも
読み下し文(左注) 右の一首は古歌集の中に出づ。
訓み ゐあかしてきみをばまたむぬばたまのわがくろかみにしもはふるとも
現代語訳 一夜を寝ずに明かしてあなたを待ちましょう。ぬばたまの実のように黒いこの髪に、夜の霜がおりようとも。
歌人 作者未詳 /
歌体 短歌
時代区分 第1期
部立 相聞歌
季節 なし
補足 磐姫皇后/いはのひめのおほきさき/磐姫皇后
詠み込まれた地名 不明 / 不明