歌詳細

島隠りあが漕ぎ来ればともしかも大和へ上るま熊野の船

項目 内容
番号 6-944
漢字本文 島隠吾榜来者乏毳倭邊上真熊野之船
読み下し文 島隠りあが漕ぎ来ればともしかも大和へ上るま熊野の船
訓み しまがくりあがこぎくればともしかもやまとへのぼるまくまののふね
現代語訳 島に隠れながら船を漕ぎ来ると、羨ましいことだ、大和へ上っていく熊野の船が。
歌人 山部宿禰赤人 / やまべのすくねあかひと
歌人別名 山部宿禰明人
歌体 短歌
時代区分 第3期
部立 雑歌
季節 なし
補足 山部赤人/やまべのあかひと/山部赤人【山部宿祢赤人】
詠み込まれた地名 播磨 / 兵庫
関連地名 【故地名】熊野
【故地名読み】くまの
【故地説明】和歌山県の東・西牟婁郡と三重県の南・北牟婁郡の総称。
【故地名】真熊野
【故地名読み】まくまの
【故地説明】→熊野(和歌山県の東・西牟婁郡と三重県の南・北牟婁郡の総称。)
【故地名】大和
【故地名読み】やまと
【故地説明】(倭・日本)大和朝廷の勢力のおよんだ範囲をあらわす語で、奈良県天理市大和(大和神社がある)あたりの地方名から起こり、大和中央平原部、奈良県全体、近畿一帯から日本全国の総名へと発展したという。集中の歌は大和中央平原部・大和国(奈良県全体)・日本国の総名など種々に用いている。
【地名】大和:ま熊野の船
【現在地名】国名としての奈良県全体。:和歌山県・三重県にまたがる熊野川流域の称。