歌詳細

須磨の海人の塩焼き衣のなれなばか一日も君を忘れて思はむ

項目 内容
番号 6-947
漢字本文(題詞) 反歌一首
漢字本文 為間乃海人之塩焼衣乃奈礼名者香一日母君乎忘而将念
漢字本文(左注) 右、作歌年月未詳也。但、以類故載於此次。
読み下し文(題詞) 反歌一首
読み下し文 須磨の海人の塩焼き衣のなれなばか一日も君を忘れて思はむ
読み下し文(左注) 右は、作歌の年月いまだ詳らかならず。ただ、類をもちての故に、この次に載す。
訓み すまのあまのしほやきぎぬのなれなばかひとひもきみをわすれておもはむ
現代語訳 須磨の漁師が塩を焼く際に着る衣のように萎える――慣れたならば、一日でもあなたを忘れることがあるだろうか。
現代語訳(左注) 右の歌は作歌年月が不明である。ただ類似があるので、この順序に載せる。
歌人 山部宿禰赤人 / やまべのすくねあかひと
歌人別名 山部宿禰明人
歌体 短歌
時代区分 第3期
部立 雑歌
季節 なし
補足 山部赤人/やまべのあかひと/山部赤人【山部宿祢赤人】
詠み込まれた地名 播磨 / 兵庫
関連地名 【故地名】須磨
【故地名読み】すま
【現在地名】兵庫県神戸市須磨区
【故地説明】兵庫県神戸市須磨区一帯の地。海人の塩を焼く地として知られていた。いま西隣りの垂水区に塩屋の地名がある。
【地名】須磨
【現在地名】神戸市須磨区