歌詳細

凡ならばかもかもせむを恐みと振りたき袖を忍びてあるかも

項目 内容
番号 6-965
漢字本文(題詞) 冬十二月、大宰帥大伴卿上京時、娘子作歌二首
漢字本文 凡有者左毛右毛将為乎恐跡振痛袖乎忍而有香聞
読み下し文(題詞) 冬十二月、大宰帥大伴卿の京に上りし時に、娘子の作れる歌二首
読み下し文 凡ならばかもかもせむを恐みと振りたき袖を忍びてあるかも
訓み おほならばかもかもせむをかしこみとふりたきそでをしのびてあるかも
現代語訳 通り一遍の方ならばどのようにもしましょうものを、恐れ多さに、振りたい袖も我慢していることですよ。
歌人 遊行女婦 (1) / うかれめ
歌人別名 児島, 筑紫娘子, 娘子, 児島, 筑紫娘子 / こじま, つくしのをとめ
歌体 短歌
時代区分 第3期
部立 雑歌
季節
補足 児島/こしま/児島(娘子)
詠み込まれた地名 不明 / 不明