用語詳細

藤原広嗣の乱

項目 内容
用語ID 30
用語 藤原広嗣の乱
用語よみ ふじわらひろつぐのらん
用語種別 主な出来事
西暦 740
解説 740(天平12)年に西海道(現在の九州地方)で起った反乱。首謀者である藤原広嗣は宇合の長男で、親族を誹謗したとして左遷され大宰少弐(大宰府次官)の官職にあった。このことや藤原氏一族の劣勢などに不満を抱いた広嗣は、橘諸兄の重用する玄昉・吉備真備らの排除を求める上表文を都へ送り、配下の兵を動員して挙兵した。朝廷が派遣した大野東人を大将軍とする追討軍は、豊前で広嗣軍を破り、肥前の値嘉島へ逃れた広嗣らを捕えて斬殺した。乱の後、聖武天皇は関東へ行幸した。